和紙調タック紙とは
和紙調タック紙は、和紙のような繊維感ややわらかな色合いを持ち、裏面に粘着剤が付いたラベル用紙です。手すきの純和紙そのものではなく、印刷とラベル加工、安定供給に適した素材を使用します。
一般的なコート紙やフィルムと比べ、素材の凹凸や繊維が見た目の一部になります。商品名を1色で強く見せる場合にも、特色を2〜3色使う場合にも、印刷面だけでなく紙そのものの表情を残せる点が特徴です。
質感と色から種類を選ぶ
当社では、白、コットン、金霞、銀霞など、見え方の異なる約30種類の和紙調タック紙を扱っています。素材名だけで決めるのではなく、商品の色、容器、印刷色、箔押しの有無を一緒に見て選びます。
白系
印刷色を比較的見せやすく、食品、お酒、贈答品など幅広い用途で検討しやすい素材です。
コットン系
細かな繊維感とやわらかな白さがあり、文字や余白を中心にしたデザインと合わせやすい素材です。
金霞・銀霞
素材自体に金色・銀色の繊維感があり、印刷を増やしすぎずに華やかさを加えたい場合に向いています。
下の写真は取り扱い素材の一部です。画面上では繊維の細かさや光の反射が伝わりにくいため、最終選定では商品や容器との相性も確認します。
印刷色と箔押しの考え方
和紙調タック紙は素材そのものに表情があるため、色数を増やすことだけが正解ではありません。印刷はCMYK4色まで、特色も最大4色まで対応できますが、実際には1色、または特色2〜3色でまとめると素材感を残しやすくなります。
1色で文字を強く見せる
墨色や濃色の文字を中心にし、余白と繊維感を見せる方法です。商品名や屋号を明確に見せたい場合に検討できます。
特色2〜3色で印象を整える
商品シリーズの色分けや、ロゴと補助情報を分ける場合に適しています。和紙の地色を含めて全体の配色を考えます。
箔押しをポイントに使う
金・銀などの箔押しを組み合わせると、和紙の落ち着いた質感に光沢を加えられます。箔押しの仕様は箔押しシールの製品ページで確認できます。
通常・準耐水・完全耐水の違い
使用環境に水分がある場合は、見た目だけでなく素材構成と糊を分けて考えます。当社では、通常の和紙調タック紙に加え、以下の2種類を用途に合わせて検討します。
通常の和紙調タック紙
常温・乾燥環境を中心に使う仕様です。基本の糊は強粘タイプです。
準耐水和紙
和紙の層の下にフィルム層がある仕様です。完全耐水タイプより水への強さは下がりますが、素材の選択肢が多い点が特長です。
完全耐水和紙
和紙のような見え方を持つフィルム素材です。水濡れへの強さを優先する場合に検討します。
冷蔵・冷凍用途では、結露や水濡れだけでなく、貼る時の温度と保管温度も確認します。耐水仕様では、水に強い溶剤強粘糊を組み合わせる場合があります。
容器と使用環境から選ぶ
同じ和紙調タック紙でも、貼る相手と保管条件によって適する仕様は変わります。選定時は次の順で整理すると比較しやすくなります。
- 容器・包装:瓶、プラスチック容器、袋、箱など
- 貼付面:平面か曲面か、表面に凹凸があるか
- 使用環境:常温、冷蔵、冷凍、水濡れや結露の有無
- 見せ方:素材感を主役にするか、印刷色や箔を目立たせるか
実際の制作条件、最小ロット、見積もりについては和紙シール・和紙ラベル印刷の製品ページで案内しています。
よくある質問(FAQ)
まとめ
和紙調タック紙は、色や繊維感だけでなく、印刷色、耐水性、容器、保管温度まで含めて選びます。白、コットン、金霞、銀霞などの違いを比較し、常温なら通常素材、水濡れや冷蔵・冷凍なら準耐水・完全耐水を候補にしてください。
制作枚数、箔押し、具体的な素材選定を進める場合は、和紙シール・和紙ラベル印刷の製品ページをご覧ください。