飛騨地方で長年続く老舗和菓子店から、「お菓子大賞への挑戦にふさわしい、地域の伝統と品格を表現したラベルを作りたい」というご要望をいただき制作いたしました。単なる商品ラベルではなく、飛騨の文化と歴史を物語るブランドアイコンとして機能するデザインを目指しました。
デザインの核となる灯籠は、飛騨高山の古い町並みに灯る伝統的な照明をモチーフにしています。この企業だけの特注赤色を開発し、金文字との組み合わせで他にはない独自性を実現しました。文字配置にも和の美学を取り入れ、バランスと品格を重視しています。
素材にはミラーコートを選定し、光沢による高級感と耐久性を両立させました。店頭での陳列時にも美しく映え、贈り物としての価値を高める仕上がりになっています。印刷では特注色の発色を最大限に活かすため、色調管理を徹底しました。
完成したラベルを使用した商品が見事にお菓子大賞を受賞され、「パッケージの美しさも評価の対象となった」とお客様からお喜びの声をいただいています。現在では飛騨を代表する銘菓として多くの観光客に愛されています。
特注赤色とミラーコート素材による
高級感ある光沢仕上げ。
飛騨の伝統を表現した灯籠デザインが
地域性と品格を演出しています。