京都の老舗料理店様からのご依頼で、新ブランド向けの高級感あふれるラベルデザインをご提案しました。ターゲットは海外からのインバウンド観光客と日本国内の高級土産品市場であり、「京都らしさ」と「高級感」の両立を重視されていました。
デザインの特徴は、和の伝統美を現代的にアレンジした点です。特に金色の迷路模様と枠線は、京都の伝統的な町家の格子をモチーフにし、「劇亭点」の長い歴史と伝統を表現しています。また、「京の味」の文字を上部に配置することで、地域ブランドの価値を強調しています。
素材には特殊和紙を使用し、日本の伝統工芸品としての質感を追求しました。さらに、朱印風の印章は職人の手仕事を想起させ、商品の信頼性と価値を高めています。金色の砂子(きんすな)を散りばめた背景は、日本の四季と自然の美しさを表現し、インバウンド観光客にも日本の伝統美を伝えるデザインとなっています。
導入後、土産品店舗での取り扱い数が増加し、特に外国人観光客からの「日本らしさ」「伝統的」というポジティブな評価を多く得られました。パッケージデザインの刷新により、ブランド価値の向上に大きく貢献しています。